OpenStackとは

最近勢いのあるOpenStack。これを自分なりに整理。

 

・OpenStackとは

クラウド環境を構築するためのソフトウェア。似たようなものにCloudStackがある。

クラウド環境とは、パブリッククラウドプライベートクラウドを指す。

ちなみにクラウド環境≠仮想環境。クラウド環境の中心に仮想環境があるのは間違いないが同じではない。

つまり、OpenStack≠VMware vSphere。むしろ補完関係にあると考えたほうがよい。

 

仮想化:ハードウェアリソースの有効活用。効率化。

クラウド構築ソフト:サービス構築、自動化。

 

・OpenStack特徴

マルチテナント対応でセルフサービスポータルを持っている。また、OpenStackは複数のプロジェクトからなっておりそれらとは疎結合の関係である。

プロジェクト間はAPIで連携している。

 

VMwareとの違いを整理

vSphereは仮想化基盤なのでOpenStackと補完関係にあると考えられる。

VMware社の製品で考えるとvCloud Directorに近い。

ただし、アーキテクチャを異なる。

VMwareは、密結合。vSphereを中心とし機能を提供する。

OpenStackは、疎結合複数のプロジェクト(モジュール)からなり各プロジェクトが機能を提供している。。

 

AWSとの関係

OpenStackはAWSとむしろ近い。ポータルがあり複数のサービスを提供している。

OpenStackもこれを目指している。

AWSが各企業のコアシステム部分にも採用されてきておりこれもOpenStack採用への後押しになっている。

ユーザ側としてAWS以外の選択しも増えていくということ。またプライベート環境にも構築できるのがOpenStackのメリットでもある。

ただ、AWSの開発スピードにどこまで追従できるかは不明。コミュニティがカギになると考えている。

 

・CloudStackとの違いは?

商用クラウドサービスでの実績が高いCloudStack。今はあまり機能的な違いはそこまでなさそう。製品としての完成度はまだCloudStackのほうが高いのか。

ただ、コミュニティ活発さや周りの製品充実度(エコシステム)をみると最近はOpenStackの勢いがすごい。

ハード、ソフトともにまずはOpenStack対応をうたっている。(CloudStack対応は後回しの感じをうける)

 

まずはこんな感じでしょうか。

また情報を整理してアップします。

次は実際に触ってみよう。

 

<参考URL>

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1403/03/news019.html

http://www.atmarkit.co.jp/ait/kw/ait_cloudwatch.html

http://www.atmarkit.co.jp/ait/kw/ait_openstackwatch.html

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1404/28/news005.html

 

・特性と仮想化との違い

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1410/15/news013_2.html