OpenStackとは管理・自動化を実現する為の基盤
OpenStack(⇒インフラ抽象化⇒インフラ標準化=これによって自動化を実現)
- インフラの構築・管理を自動化を実現する為の基盤
- 自動化とは、仕組みを単純化が必要。ネットワーク、ストレージ部分は今まで自動化が困難であった。OpenStackではこのエリアも可能にしている。
- つまりこれまで人手の介入が必要だったITインフラを自動化する機能を提供してくれるもの
利用者のメリットについて考えてみる。
- 自動化の導入によるコスト削減効果?
- 公開APIによる他OSSとのAPI連携が可能?
- パブリッククラウドの迅速性、拡張性を自社のプライベート環境に構築可能。これによりパブリッククラウドと同じようにビジネススピードを享受できる。
次に利用者側のデメリットは?
- 新しい仕組みによる運用の変更に初期工数がかかる
- それなりの知識が必要。専任で1名はほしい
- 運用はできてもトラブルシューティングにはIT全般を把握できるような人材が必要
- Gree、Yahooなどは規模の大きい会社は自前で運用は可能だが中小にはそこまでの体力はない。そもそも中小には必要ないのかもしれない。
このデメリットに対するビジネスは?
- システムインテグレータによる構築から運用までのトータルサポートビジネスの展開
- 構築サービス、運用サービスの組み合わせ展開。たとえば他社構築のシステムを運用だけを引き受けるなどのビジネスもある。
今後の展望
- OpenStackの完成度は高くなっているがまだまだとの話も聞く。今後さらに完成度があがれば大企業以外にも導入の機会は増えてくるか?現状ではやはりある程度の規模がなければOpenStackのメリットは生かされないであろう。逆に自社で既に仮想化で大規模運用しているところにはメリットはありそう。
- そこでにシステムインテグレータとしてのビジネスチャンスはありそう。「仮想化の一歩先へ」
- ビジネスとしては、構築、運用を分けて考えることもできる。
- 利用者がほしいのはOpenStackではなくそのうえで動くシステム(極論を言ってしまえばシステムによってもたらさせる収益)。そのシステムを効率的に運用するための手段としてOpenStackなどのツールを入れるということだ。
<参考>
Greeの事例とIaaSの記事
Yahooの事例